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現在の時間 黒の大貴族アルテイシア姫と白の国の武官リアン

last update Last Updated: 2025-02-11 19:02:11

現在の時間‥お茶を楽しむ青年リアンとアルテシア姫

その頃 お城で僕らを心配する人たちがいたワンワン

「まだ 二人とも わん子さんの家から戻らないのよ」

お茶を片手にため息まじりに

美しい長い黒髪を揺らしてアルことアルテシア姫は呟く。彼女の長いエルフのような耳がピクン

「そうなんですか?アルテシア姫 エイルも彼も、ワン子さんの家から、戻らない?そうなんですか?」

淡い金髪 青い瞳 綺麗な面立ちの優しげな青年が問いかける。

彼はエイルと白の国‥短く独特な同じ特徴的な耳を持つが

だが、彼の右にかけた肩のローブからは

途中から腕の先はない、戦争で失った片腕

「ええ、心配してますわ、リアン様 大事な妹のように仲良しのエイルもですが、黒の王で主君のアーシュ様」

「アーシュ様は瀕死の怪我した時の薬の副作用で少年の姿、記憶も無くして……」

「また治療中の身の上ですから」アルテイシア姫

青年から少年の姿になったアーシュ

黒の王…この黒の王国、一度、滅んだ国を取り戻した大事な君主…更には、共に戦った記憶も無くした王

大貴族て女騎士のアルティシアにとって大事な君主 エイルは彼女が母のように思い、大好きだった白の国の姫君の娘 父が再婚するはずの姫、その娘エイル

「アーシュ殿、黒の王は薬の副作用で少年の姿になりましたからね」白の国の武官のリアンが肩をすくめる。

「ならば、私が見てきましょう? 心配はないと思いますが、私の従姉妹のエイルの事も気になりますから」白の国の武官リアンはそう言う

「でも、リアン様は腕の方 治療の続きは?」

心配そうに眉を少ししかめて、アルテイシア姫が問いかける。

「まだ 大丈夫ですよ 姫」微笑して武官リアンが微笑み、言った。

「竜か大鷲に乗られますか?それともご自分の翼ですか?リアン様」

「自分の翼で行きます、姫」

背中の中の羽根、丸くなって身体の中にあったもの

リアンの場合は純白の翼、翼を身体の中から出して翼を広げて、ゆっくり飛び去る。

彼の後ろ姿を見送りながらアルテシア姫は思った

リアン様はまだエイルの事を想ってるみたい?

リアン様にとってはエイルは従妹か…

まあ 無理もないか エイルの為に 元敵の国・黒の国へ それはエイルへの恋心

王族としての地位を捨ててまで 大使の名目で 追いかけてきたのですもの

イラスト 作者が描いたイラストhttps://estar.j
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    ワン子は 可愛いフェアリー亭という酒場に入りましたワン! 二階に上がろうと階段に上がってゆくと「!」「ワン子か?」 フードを被った少年が声をかける。「アーシュさん! アーシュさんだああ!ワンワン!ねえ、大丈夫ですか? 味方の黒の国の兵士さん達とは会えましたか?ワンワン!」「何を言ってる?さっきの骨の野原で頭でも打ったのか?ワン子?」「え? じやあ! アーシュさんは・・今のアーシュさんなんですね☆ ワン」?? 顔をしかめるアーシュさん「すれ違った 俺にそっくりな過去の俺か?」その後、宿の部屋でくつろぎながら ハーブのお茶を飲んでますワン。「ふーん そうなのか?ワン子」「はいですワンワン」確かによくよく見てみると・・少しだけ今のアーシュさんの方が大きい。過去のアーシュさんは12歳前後、今のアーシュさんは13、14歳ぐらいそれにどこか張り詰めて無表情だった10年前のアーシュさんと比べて表情が豊かです‥ワンワン。つまり、明日にでも人身御供‥処刑されそう‥という状況なら あんな風になるのは、当たり前だよね・・ワン結構ハードな子供時代だったアーシュさんでも本人 薬のせいで記憶喪失になって覚えてない!て言ってましたけ・・ワン。「と・・なると 間違えられて捕まって、処刑されたら、大変だな!ここの世界のエイルは無事に会えたそうで、宝珠も確保したし」「早めに逃げ出さないと やばいかな」アーシュ

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    過去の時間の中、過去のアーシュ、自分が城から逃げ…逃亡しているのを木の上で見ていた未来、今のアーシュそして、ワン子の方は……?◆ ◆ ◆ワン子さんはレグルスさんにこってりと絞られ(どうやら、昔の数十年前の魚料理を食べ損ねた恨みらしいワン(汗))牢屋に入れられたワン ああ,涙 ワン暗い牢屋の中で シクシクと泣いていたら……あ,あれ!小鳥さんの姿のエイルさんがやって来ましたワン。小鳥さんがゆっくりと淡い白い光を放ち 人型を取る「え、エイルさん!ワン」そこには透ける身体の精神体の17歳の姿の綺麗な少女のエルトニアことエイルが立っていた。「有難うワン子さん」嬉しそうなエイル 「でも、ごめんね、牢屋に入れられてしまったね」表情を曇らせる。「だ、大丈夫ですワン!きっと、きっと!なんとかなりますワン☆」明るく宣言する!ワン子(でも、多分・確証はない☆)顔をかたむけ、静かに優しく微笑むエイルさん白い光は大きくなって、小鳥さんは白い宝玉に変身、変化した。いつの間にか、エイルさんの部屋に置き忘れてたはずなのに皮袋がポンとワン子の横に皮袋から 宙を浮かんで出てきたオルゴールは音楽を奏でながら,ゆっくりと開き、前の魚から変化した時と同じように白い宝玉は呼ばれるように、ふわり・・と浮かんでオルゴールの中に納まった。わん子はオルゴールを皮袋にしまうワン。そして、次には…?カチリ!扉を開ける音!「ワン子出るんだ!」とレグルスが慌てているように言う。「少しまずい事になった、思ったより状況が良くなくてな…ワン子 お前が黒の国の間者スパイと思われてる」「え!ワン!」 「お前、リアン殿を眠りの粉で眠らせただろう?」「えええっと!」 (心の中で バレちゃいましたワン☆)「後からエルトニア姫が きっと自分の指示でワン子に頼んだと言うとは思う そうしたら、絞られる程度で済むのだが」「それが間に合わないと…ワン子、お前は、まじで、本当にそれは、ひどく酷い拷問を受けるぞ!ワン子」という訳で‥「こっちだ ワン子 いいか、此処から逃げろ」レグルスさんに連れられてワン子は塀の小さな穴から逃出ですワン!「ワン子は街はわかるか?あちらの丘に灯があるだろう 街にフェアリー亭という あの店、フェアリー亭はそれは美味しい酒と食事の宿兼食事処の店があって

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